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【東大・東工大院試】参考書より過去問をやり込むべき理由3選(院試対策)

大学院
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今回は東大院や東工大院を始め、全国の大学院の院試対策に大変重要な
・過去問の取り組み方
について解説していきます!

院試初心者ちゃん
院試初心者ちゃん

過去問てそんなに重要なんですか、、、?

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実は過去問は院試対策においてものすごく重要なツールなのです!

全国の大学院を受験する上で、過去問の攻略が院試を制すといっても過言ではありません!


本記事でわかること

・院試対策での過去問の重要性がわかる!

・過去問を制する方法がわかる!

・過去問の攻略方法がわかる!


本記事の信憑性

この記事は、実際に何人もの院試対策の指導を行ってきた経験をもとに構成された記事です!

今回の内容は、実際に院試対策を行う上で一般的に重要とされている観点をもとに作成されています。

統計的に分析した上で過去問がいかに重要なのか、エビデンスをもとに記事を進めて参ります。

それではいきましょう!

そもそも過去問って何?大学院試における過去問とは

みなさんは過去問と聞いてどのようなものを想像するでしょうか?

まずは過去問の定義をここで明確にしようと思います!


大学院試における過去問とは?

大学院入試における過去問とは、過去に出題された問題が明記された書面のことを指します。

過去問には主に
・過去に出された問題
・問題数
・解くべき問題数
・その他注意事項

など、実際に出題された際の情報がぎっしり詰められています!!


このように、過去問には重要な情報がものすごく詰められているのです!

過去問にはこのように院試に必要な試験の情報がたくさん盛り込まれているわけですが、

過去問は参考書よりも先に解くべきであるというお話を聞いたことがあるでしょうか?

おそらく知っている方もいれば知らない方も多いのではないでしょうか?

この話の真意について、次の章で詳しく解説していきます!




過去問はなぜ重要?過去問を先に取り組むべき理由3選

kakomon

先ほども簡単に触れましたが、

結論、参考書や問題集に取り組むよりも過去問を最初に取り組むべきです!

なぜここまで口酸っぱく言われているのでしょうか?
これには深い理由が3つ存在します!


過去問を先に取り組むべき理由3選

大学院入試の対策において、過去問を先に取り組むべき理由は主に3つあります!

  1. 出題範囲が明確になる!
  2. 過去問を問題集の代わりとして使えるかどうかの判断ができる
  3. 最短経路で合格に到達できる


どれも大変重要なので、1つずつ見ていきましょう!


1. 出題範囲が明確になる!

この項目を見た瞬間、おそらくこのように思う人いるのではないでしょうか?

院試初心者ちゃん
院試初心者ちゃん

募集要項見れば出題範囲わかるよね??

確かにその通りなんです。募集要項を見れば出題範囲はわかります。

ですが、その出題範囲を見ただけで、どんな問題が出るかを詳細に知ることができますか?


ここで申し上げたいのは、出題される問題のレベルと難易度、出題傾向を過去問から知ることが大事だということです!



たとえば東京大学工学系研究科の募集要項をみなさんは見たことがあるでしょうか?

2023年度夏入試の募集要項には、数学の出題範囲が

・微分積分および微分方程式 ・級数
・フーリエ解析および積分変換
・ベクトル・行列・固有値(線形代数)
・曲線・曲面
・関数論・複素数
・確率・統計,情報数学,その他

とされています。


ですが、これを見ただけで「よし!参考書に取り組むぞ!」と考えたあなた、合格までの道を遠回りしてます。


過去問をチェックすると、例えば
・常微分方程式は毎年出題されているけど、偏微分方程式は2011年以降出題されていない
・線形代数は毎年出題されているけど、出題内容はほとんど対角化に関する話がおおい
ということがわかります。

このように過去問を事前にチェックすることで、募集要項だけでは見えなかった側面を明らかにすることができます!


2. 過去問を問題集の代わりとして使えるかどうかの判断ができる

実はあまり知られていませんが、過去問を問題集代わりに使用することも可能なのです!

正確にいうと、過去問を問題集としてトレーニングに使用しないと難しい専攻も存在するのです。


具体例を挙げましょう。

工学系研究科のシステム創成学研究科は、2020年ごろ傾向がわり、過去問が使用できなくなりました。

傾向が変わるまでは、過去問が問題集として使用することができました。

というのも、問題が特殊だったため、問題集としてやり込まないと難しかったことが挙げられます。

逆に、傾向が変わった専攻についてですが、過去問が過去問として扱って良いのかどうかを検討する必要もあります。

このシステム創生学専攻ですが、傾向が変わってからは変更前の過去問が使用できなくなりました。

そのため、今までよりも時間を要することが想定されるのです。

このように事前に過去問をチェックすることで、院試対策に対する過去問の有用性をチェックすることができるのです!



3. 最短経路で合格に到達できる

院試対策には効率が求められます。それはなぜでしょうか?

大学生活は
・バイト
・サークル
・研究
などなど、忙しい人が多いのではないでしょうか?

となると、院試対策に費やせる時間はどうしても限られてしまいます、、、

ですが、先に過去問を入念に取り組んでおくことで、忙しい毎日でも効率的な院試対策に挑むことが実現できるのです!

実際の事例を1つご紹介します

院試直前まで卒業に必要な必修単位の授業があったことから、院試に費やせる時間がなんと1ヶ月しかなかった知り合いがいました。

しかし、過去問から先に取り組み、出題される分野に絞って勉強した結果、見事と東京大学大学院 新領域創成科学研究科に合格しました!

この合格は、効率を重視したことから勝ち取れた合格だと私は考えています!

特に時間がなく効率を重視するのであれば、先にも述べてきたように過去問を先に取り組み、出題傾向を掴むことが重要になります。

過去問の効果的な取り組み方は〇〇だ!

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さて、先ほどのお話で過去問を先に取り組むべき理由はご理解いただけたかと思います!

では、先に過去問を取り組むとして、その過去問にも効果的な取り組み方がありますのでここではこれについてお話ししていきたいと思います!

過去問を効果的に取り組むには、下記の3ステップで過去問を取り組み、その後に参考書に取り掛かると良いでしょう!

過去問を先に取り組むべき理由3選

大学院入試の対策において、過去問を先に取り組むべき理由は主に3つあります!

参考書よりも過去問を先に取り組むことが大変効果的ですが、過去問を先に取り組む際には下記の5ステップで取り組むと良いでしょう!

  1. 過去問を5〜10年分集める
  2. 過去問を何も見ずに解いてみる
  3. 集めた過去問全てを解き、出題分野と出題された問題を記録する
  4. 出題される分野のみ参考書を解く
  5. もう1度過去問を解く


これらを取り組む際に、どれもポイントがありますのでこちらも1つずつ解説していきます!


1. 過去問を5〜10年分集める

まずは過去問を5〜10年分集めることから始めましょう!

過去問はたくさんあるにこしたことはありません!

過去問を参考書よりも先に取り組む目的は
「出題傾向の把握と効率的な学習」
です!


東大院や東工大院では、基本的に5年分の過去問が公開されています。

専攻によっては、10年分以上公開されている場合もあります。

基本的には公式サイトで公開されている過去問を手元にダウンロードしておくと良いでしょう!

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ただし、過去問は年度が変わると1番古い年度の過去問が非公開になる専攻があります!(例;東大院 情報理工学系研究科など)
そのため、現在大学1〜3年生の方は気になる専攻の過去問を今からダウンロードして集めるようにしましょう!

2. 過去問を何も見ずに解いてみる

続いて、過去問を何も見ずに解いて見ましょう!

「過去問を先に解いてみてください」というと、大体の人が

院試初心者ちゃん
院試初心者ちゃん

解けるわけないじゃないですか、、、?

と、言います。でもそれでいいんです。とにかく解いてください。


なぜここまで過去問を解いて欲しいのか?
それには主に2つの理由があります。

Point:過去問を先に「解く」べき理由

過去問を先に「解く」理由は主に下記の2つ挙げられます。

・過去問の出題傾向を感覚で掴んで欲しいから
・現在の実力と過去問との差を把握して欲しいから

この2つが主に私が過去問を先に取り組んでほしい理由です!!


別にここで完璧に解ける必要はありません。
過去問が全く解けないからと言って落ち込まないでください!!

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私が過去問に初めて取り組んだ際はなんと3割解けたらいい方でした!

ひどい時は1割も解けなかったです、、、

それでも、正しい対策を行っていれば合格を勝ち取ることが可能なのです!


いいですか?とにかく過去問を先に解いてください。



3. 集めた過去問全てを解き、出題分野と出題された問題を記録する

解いた過去問をもとに、過去問の分析を行いましょう!

過去問の分析をここでしっかりと行うことで、後の参考書での対策を効率的にすることができます!

さてこの分析のやり方についてですが、統計的に行う方法を伝授いたします!

過去問を先に取り組むべき理由3選

過去問の分析を行う際に、下記の観点を重視した記録を行うことで、5〜10年分の過去問に対して傾向を掴むことが可能になります。

  1. 募集要項に記載の出題範囲(例:線形代数、微分方程式、など)
  2. 募集要項に記載の出題範囲のうち、さらに小さな枠組みで捉える(例:線形代数のうち対角化なのか行列式の計算なのか、微分方程式のうち常微分方程式なのか偏微分方程式なのか、など)
  3. 募集要項に記載の範囲以外のものが出題されていないか(ほとんどないが、念のためにチェック)

基本的にはこれらを行えれば問題ありません!

例えばExcelやGoogleのスプレッドシートなどを使って、上記の項目を盛り込んだシートを作ってみるのも良いでしょう!

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私は入手した過去問に対しては、全て上記の観点を盛り込んだエクセルシートを作成して出題範囲を把握するようにしていました!


なお、答え合わせの際は下記のURLから解答を入手することができます!
ぜひフル活用してください!

4. 出題される分野のみ参考書を解く

ようやく参考書の出番です!

参考書ですが、出題されている分野をメインに解いてください!

もっと言うと、院試まで時間がない方は出題されている分野だけを解けばOKです!

先から何度も申していますが、院試対策には効率が重要です。

院試対策における参考書の立ち位置として、まずは
・出題範囲の基礎知識を身につけること
・過去問が解けるようになること

ができるようになることです!

もちろん初見の問題を解けるようになることも大事ですが、まずは上記2つをゴールとして対策を組んで欲しいと思います!

5. もう1度過去問を解く

ここでもう一度過去問を解いてみましょう!

おそらく一番最初に過去問を解いた時よりも解けるようになっているのではないでしょうか?

ですが、それでも100%解けるようになっている人はそこまで多くないかと思います。

ですが、それでいいんです!

(私も2回目の過去問の正答率は50~60%でした笑笑)


ここで行って欲しいことは「苦手分野の洗い出し」です!

過去問をもう一度解くことで、自分がどこの分野が苦手なのかを見つけることができます。


そして苦手分野だけを再度参考書で対策し、過去問と解けるようになることを目標にすると良いでしょう。


これをひたすら繰り返すことで、院試対策が大変効率的なものになります!



今回のまとめ

さていかがでしたでしょうか?

今回は、院試対策における過去問の重要性についてお伝えさせていただきました!

大事なことなのでもう一度言います。

過去問は参考書よりも先に取り組むべし!

これ、鉄則です!

東大院や東工大院を始め、全国の大学院の院試において過去問を先に解くことは鉄則です!
そのため、本記事や本サイトをぜひしっかりと読み込み、対策の参考にしていただければ幸いです!

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