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【令和5年度版】過去7年分の東大院倍率まとめ!研究科別・専攻別・キャンパス別・文理別

大学院
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今回は東京大学大学院の過去7年分の倍率を
・研究科別
・専攻別
・キャンパス別
・文理別
に分けてどこよりも詳しく解説していくぞ!

院試初心者ちゃん
院試初心者ちゃん

ここに載っている情報、とても有益ですね!

ぜひお気に入りに追加して参考にします!!

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この記事は東京大学大学院の公式サイトで公表されている志願者数や合格者数の情報をもとに作成しています!

数値は全て公式サイトの情報に則っているため、信憑性が高いものとなっています!

本記事でわかること

・東京大学大学院の倍率の推移がわかる!

・研究科別、キャンパス別、文理別でわかるため、今後の院試戦略が立てやすくなる!

本記事の信憑性

この記事は、実際に何人もの院試対策の指導を行ってきた経験をもとに構成された記事です!

また、東京大学大学院の公式サイトに掲載されている公式の情報をもとに過去7年分を分析して作成しているため、長期にわたってご利用いただける記事となっています

ぜひ本記事をお気に入りやリーディングリストに登録いただき、志望校選びのお供にしていただけると幸いです


それでは早速見ていきましょう!!



東京大学大学院全体の倍率

まず初めに、東京大学大学院全体の倍率についてみていきましょう。

東京大学大学院 全体の倍率の傾向

ここ数年で外部からの志願者数が増えていることがわかります。

そのため、7年前と比べて全体の倍率が約0.5ポイントも上昇しています。

ここからもわかるように、大学院から東大に入りたいという人気が上がってきていることが伺えます。



東大院 キャンパス別の倍率

続いてキャンパス別の倍率について解説します。


ここでは、キャンパスに所属する研究科を下記のように定義しています。

・駒場:養育学、総合文化、数理科学
・柏の葉キャンパス:新領域
・本郷:その他の研究科

研究科内でも、研究室によってキャンパスが異なる場合があります。

詳しくは、みなさんが志望する研究科のHPをご覧いただけると幸いです!

東大院 本郷キャンパス 倍率

東大院 駒場キャンパス 倍率

東大院 柏の葉キャンパス 倍率


東大院 キャンパス別 倍率の傾向

【本郷キャンパス】
外部からの志願者数がここ近年増加していますが、合格者の数は内部生と外部生でほとんど変わらないことがわかります。
しかし、外部志願者の倍率に関しては他のキャンパスに比べて比較的横ばいなのが特徴です。

【駒場キャンパス】
基本的に志願者数は内部・外部ともに横ばいであり、キャンパスの中でも安定していることが伺えます。
合格者数の変動が大きく見えますが、これは点数がコロナ禍になり総合文化研究科の院試形態に変化があったことが要因してる可能性がありますが、断言はできません。

【柏の葉キャンパス】
年々、年を追うごとに外部からの志願者数が増えています。
おそらくですが、全体の志願者数の底上げをしているのはこの柏の葉キャンパスの志願者数が増えていることが影響している可能性があります。
特に令和3年度は志望者数を大きく伸ばしています。
都内にキャンパスを構える本郷や駒場とは違い、柏の葉キャンパスは千葉県にキャンパスを構えています。
そのため、内部生からの人気が落ちる分、外部からの志願者数の割合が高くなる傾向にあります。
また、他の専攻に比べて院試の試験内容が比較的易しいこともあり、外部からの人気が高いことが挙げられます。



東大院 文理別の倍率

続いて、東大院の文理別の倍率について解説していきます!

ここでは、下記のように文系、理系、文理融合の3つの観点から見ていきたいと思います。

文系:人文社会系、法学政治学 総合法政、法学政治学 法曹養成、経済学、公共政策学

理系:理学系、工学系、工学系 原子力、農学生命科学 農学、医学系 保健学、医学系 医科学、医学系 公共健康医学、薬学系、数理科学、新領域創成科学、情報理工学系

文理融合:総合文化、教育学、学際情報学府

東大院 文系 倍率

東大院 理系 倍率

東大院 文理融合 倍率

東京大学大学院 文理別 倍率の傾向

東大院全体の倍率が2.45倍ですので、これを踏まえると実は文系の方が倍率が高いことがわかります。
そのため、統計上では理系の方が倍率の観点では合格しやすいことがわかります。

この背景として、今回分類した文系の研究科は、後に解説する経済分野や人文が含まれており、これらの外部からの進学のレベルの高さが影響している可能性が挙げられます。

特に、令和3年度の外部からの倍率が4倍を超えており、合格されている方は相当な勉強と努力が必要になる可能性があります。

一方で統計上では、ここ近年外部からの文理融合系研究科の人気が上がっていることがわかります。
そのため、外部の倍率は全体の倍率に比べて1.53ポイントも高くなっています。



東大院 人文社会系研究科 倍率

それではここからは研究科別の倍率について見ていきましょう!

東京大学大学院 人文社会系研究科 倍率の傾向

人文系の研究科ですが、内部と外部の合格者数の割合が毎年ほぼ1:1に近い傾向にあります。

しかし、外部からの志願者数が多く、結果的に外部の倍率は4.4倍と理系の倍率に比べて高いことが特徴です。

ただし、東大院の外部の文系の倍率は4.4倍ですので、この中では平均的と捉えることができます。



東大院 教育学研究科 倍率

東京大学大学院 教育学研究科 倍率の傾向

令和3年度の外部の倍率が5倍を超えており、非常に高いことが伺えます。

ただし、元々定員が88人ということもあり、どうしても倍率が上がりやすくなってしまう傾向にあるのも事実です。



東大院 総合法政研究科 総合法政専攻 倍率


東京大学大学院 総合法政研究科 総合法政専攻 倍率の傾向

募集人数が20人ということもあり、どうしても倍率の変動が激しくなってしまうことが挙げられます。

そのため、総合法政研究科 総合法政専攻に関してはあまり倍率に左右されずに、合格に向けた勉強をひたすら行っていくのが得策と言えるでしょう!

東大院 総合法政研究科 法曹養成専攻 倍率

東京大学大学院 総合法政研究科 法曹養成専攻 倍率の傾向

東大院の文系の外部倍率が4.4倍だったことを踏まえると、一番倍率が高かった令和3年度でも4倍を切っているため、文系の中では多少は入りやすい方に分類できるかと思います。

ただし、入りやすいと言っても「文系の中で多少」というレベルであり、また理系に比べれば圧倒的に倍率が高いのも事実です。

そのため、しっかりと過去問を使って対策に挑むことが重要になります。


東大院 経済学研究科 倍率

東京大学大学院 経済学研究科 倍率の傾向

令和元年度入試では、6倍を超えるというとても倍率が高い研究科になります。

この6倍というのは、令和元年度の志願者数が過去7年で最大だったにも関わらず合格者数が過去7年で最低だったことが影響していると考えられます。

とはいえこの6倍を外れ値として捉えても、倍率は平均して高いのが経済学研究科の特徴です。

東大と早慶の経済は全国でも優秀な生徒が集まることで大変有名であり、入学後のレベルもとても高い印象があります。

そのため、内部生徒に比べて外部の志願者数の割合がとても高いという特徴があります。

経済を本気で学びたい生徒にとってはやりたいことが思う存分行える場所かと思いますので、ぜひチャレンジしてみると良いでしょう。


東大院 総合文化研究科 倍率


東京大学大学院 総合文化系研究科 倍率の傾向

総合文化研究科は先にも挙げたように、文理融合型の研究科です。

また、総合文化研究科には文系のコースと理系のコースがあるため、院試の段階でどちらのコースに進学するかを選ぶことができます。

他の文系の研究科の外部平均が4.4倍だったのに対して、総合文化研究科の外部の倍率は高くても3.4倍でした。

そのため大学院を文系で進んだ方の中には、他の文系専攻の高い倍率をくぐり抜けるよりも合格しやすいことから、併願として総合文化研究科を受験した方もいらっしゃいました。


なお、総合文化研究科の合格方法や体験談は、こちらの記事にまとめてありますので併せてご覧ください♫


東大院 理学系研究科 倍率

東京大学大学院 理学系研究科 倍率の傾向

東大の理学系研究科は、ノーベル賞受賞者を多数輩出するほど全国でもとても有名な研究科です!

ですが、実は外部受験者の倍率はなんと3倍未満というのが現状です。

そのため、しっかりと対策行っていれば外部の人でも大いにチャンスがあるということができるでしょう!


東大院 工学系研究科 倍率


東京大学大学院 工学系系研究科 倍率の傾向

東大の工学も日本だけでなく世界的にも大変有名です!

ですが、外部の方の倍率はここ3年ほど外部の倍率が3倍を切っているという現状にあります。

工学系研究科は他の専攻に比べて数学と専門科目のウェイトが重いという現状がありますが、対策をしっかりと行えばチャンスが得られると言っても良いでしょう!

東大院 工学系研究科 原子力国際専攻 倍率

東京大学大学院 工学系研究科 原子力国際専攻 倍率の傾向

原子力国際専攻は外部の方から人気が高いことで有名です。

ですが、募集人数が20人であるにも関わらず毎年外部の倍率が2倍を切っているという現状があります。

修士号が「工学」であるにも関わらず外部の倍率がここまで低いというのは大変珍しいです。

あまり大きな声ではいえませんが、このサイトのせいで今後倍率が上がらないことを願います。

工学系研究科 原子力国際専攻の合格ルートや合格者体験談はこちらの記事にまとめてあります!

ぜひ併せてご覧ください!


東大院 農学生命研究科 倍率

東京大学大学院 農学生命研究科 倍率の傾向

農学生命科学研究科は、内部と外部の倍率がほとんど同じという特徴が挙げられます。

定員が約300人もとってくれるにも関わらず、倍率が2倍もいかない年がほとんどなのがありがたいですね!


東大院 医学系研究科 保健学専攻 倍率

東京大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 倍率の傾向

内部からの進学者がほとんどいないこともあり、合計の倍率≒外部の倍率という関係性があります。


東大院 医学系研究科 医学科専攻 倍率

東京大学大学院 医学系研究科 医学科専攻 倍率の傾向

医学科専攻はそもそも定員が少ないこともあり、あまり倍率という考え方が働いていないような傾向があります。


東大院 医学系研究科 公共健康医学専攻 倍率

東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻 倍率の傾向

公共健康医学専攻は、令和3年度にいきなり倍率が上がっていますが、定員30人のところ外部から167人も志願したことが挙げられます。


東大院 薬学系研究科 倍率

東京大学大学院 薬学系研究科 倍率の傾向

薬学系研究科も医学系研究科のように倍率が大変低い傾向があります。

背景として、薬学部出身の方の場合、そもそも大学院に進学される方が少ないことが影響している可能性が挙げられるでしょう。


東大院 数理科学研究科 倍率

東京大学大学院 数理科学研究科 倍率の傾向

H30年度に倍率が9倍を超えた背景として、外部の合格者が過去7年間で1番少なかったことが挙げられます。

しかし、定員53人に対して毎年外部からの志願者数は多く、最低でも4倍は超える倍率を維持している特徴が挙げられます。



東大院 新領域創成科学研究科 倍率


東京大学大学院 新領域創成科学研究科 倍率の傾向

新領域は先でも解説しましたように、キャンパスの立地や試験の難易度の観点から外部人気が高い専攻になります。

そのため、ここ近年では試験が簡単でも合格しやすいという傾向が崩れ始めています。

そのため、簡単な試験問題をいかに落とさないようにするかが鍵になります。

または、学歴ロンダだけを目標にするのであれば、意外にも新領域創成科学専攻以外を受験した方が受かりやす可能性は否定できないという現状もあります。


新領域創成科学専攻の合格ルートなどについては、こちらの記事にて解説しています!

併せてご覧ください♫


東大院 情報理工学系研究科 倍率


東京大学大学院 情報理工学系研究科 倍率の傾向

近年の人工知能ブームの影響もあり、ここ近年志願者数がずっと右肩上がりの状態です。

そのため、7年前は外部の倍率が3倍にも満たなかったにも関わらず、令和2年度は過去7年で最高の外部倍率6.22倍にまで上がりました。

中でも、コンピュータ科学専攻の志願者数が毎年多いという特徴があります。

そのため、1次試験の研究計画書だけで落とされてしまうという悲しい事態が多発しています。

上記でも解説しました研究計画書の書き方ですが、こちらの記事で解説しています!

併せてご覧ください!


東大院 学際情報学府 倍率

東京大学大学院 学際情報学府 倍率の傾向

学際情報学府は、東大の様々な研究科から先生が集められてできた研究科です!

いわば東大教員のドリームマッチと言えるような研究科という特徴があります。

また、年によっては先生の入れ替わりもあるため、残念ながら今気になっている先生が次年度もいる保証がないこともあります。

この専攻は分離融合ではありますが、ここ近年志願者数がずっと右肩あがりという特徴があり、入念な院試対策が重要になります。

そこで、学際情報学府の攻略ポイントにもなる「研究計画書」と「面接」をどこまで対策できるかが合格の鍵となります!


学際情報学府の合格ルートや合格体験談はこちらの記事で解説しています!


また、合格に必要な「研究計画書」「志望理由書」「面接対策」についてはこちらの記事で詳しく解説しています!併せてご覧ください♫

東大院 公共政策学研究科 倍率

東京大学大学院 公共政策学研究科 倍率の傾向

公共政策学研究科は外部からの人気が高い傾向にあります。

合格者の割合も内部より外部の方が高いことから、外部からの入学でも安心して院生生活を送れるかと思います!




さらなる最新情報は…

オンライン院試塾INPASSさんでは、より最新の年度から過去10年分までの倍率情報を公開しています!

詳細な情報をキャッチしたい人は、ぜひこちらも合わせてご覧ください!


今回のまとめ

皆さんいかがだったでしょうか?

今回は東大院の倍率について
・研究科別
・専攻別
・キャンパス別
・文理別

で解説させていただきました!

大変ボリュームのある記事ではありますが、今回の記事を読んで、東大院を含む外部大学院に対して興味を持ってくださったらとても嬉しいです!

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また本サイトでは、大学院入試に関する情報やその他研究科・専攻の情報を発信しています!

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